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女性には体重が増えやすい時期と体重が減りやすい時期がある?

最終更新日:2019年9月18日|ダイエット
女性には体重が増えやすい時期と体重が減りやすい時期がある?

ダイエットに励んでいる女性から、こんな質問や相談を頂く機会があります。

「排卵後は痩せにくい」「排卵後は太りやすい」

女性特有のものではありますが、こんな言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

「生理開始から排卵までは、ダイエットに有効な時期」
「生理開始から排卵までは、痩せやすくなる」

ではどうしてこのような「痩せにくい/太りやすい/痩せやすい」について理由をご存知でしょうか?また排卵後は本当に痩せにくい?太りやすい?のか。そして生理開始から排卵までは本当にダイエットに有効な時期なのか。

今回はこの話について、ダイエットの基礎知識を用いてその理由を詳しくご説明します。

脂肪が燃焼しやすい効果的なダイエット時期は?

まず排卵後の高温期。生理周期では水分を溜める時期なので体重は増えやすいです。

しかし、低温期と比較して体温が高く代謝が高いので、水分を溜めて体重は増えやすいものの、脂肪は燃焼しやすく痩せやすいです。(こちらの記事も参考になります

そして生理開始から排卵までの低温期。生理周期では溜めた水分の排出時期なので、体重は減りやすいです。

しかし、高温期と比較して体温が低く代謝が低いので、同じ努力をしても高温期より脂肪燃焼効率が悪くなります。

ダイエット基礎知識:1

痩せるということは体重を落とすことではなく、脂肪を落とすことです。そして体重とは下記のもので成り立っています。

体重=脂肪+除脂肪(筋肉・骨・水)

例)体重60kg=脂肪18kg+除脂肪(水・筋肉・骨)42kg

体重をこのように表現すると何を落とせば良いのか一目瞭然ですね。体重を落とすだけならば、

  • 脱水しても
  • 筋肉を落としても
  • 骨を削っても

体重は落ちます。痩せるということで本当に大切なのは脂肪を落とすことなのです。また脂肪をカロリーに換算すると下記の通りとなります。

脂肪1kg≒9000kcal

ダイエット基礎知識:2

そもそも痩せることと太ることは何なのか?というと、脂肪の増加か減少です。それはどうして起こるかというと、とてもシンプルです。

  • 摂取カロリー>消費カロリー  太る
  • 摂取カロリー=消費カロリー  体重維持
  • 摂取カロリー<消費カロリー  痩せる

日々の食生活で摂取カロリーは変わりますし、消費カロリーも日常生活や加齢によって変わります。そして痩せることと太ることは、そのバランスでしかないのです。

ダイエット基礎知識:3

ダイエットを効率的に考えるならば、体温も大切な要素になります。そして体温は0.5度の上昇で約8%の代謝が増えます。

つまりこの場合、+0.5度になる前に比べて約8%多くカロリーを取っても体重は増えないということです。(通常が1日:2000kcalなら+0.5度上昇で+160kcal余分に摂取しても増えないといえます。)

ダイエット基礎知識:4

排卵後には「プロゲステロン」という物質が分泌されます。そしてプロゲステロンには下記の働きがあります。

  • 基礎体温を0.5度上昇させる
  • 体内に水分を溜める

ダイエット基礎知識:5

生理周期をより医学的な観点から解説すると、プロゲステロンが優位な高温期と、エストロゲン(いわゆる女性ホルモン)が優位な低温期に分かれます。

生理周期が28日の場合、生理開始から排卵までの約14日間が低温期、排卵から生理が始まるまでの約14日間が高温期となります。

なぜ頑張っても痩せない時期と、それなりにでも痩せる時期になるのか?

さて、それではこれまでに上げたダイエットの基礎知識をもとに、女性のダイエットにおける痩せやすい時期とそうでない時期について解説していきます。

頑張っても体重が落ちない時期とは?

頑張っても痩せない時期については、プロゲステロンが関係しています。高温期はプロゲステロンの働きで身体に水分を溜めるのです。

女性には水分を溜める時期がある

この2週間の高温期で脂肪を1kg落としても、プロゲステロンの働きで身体に水分を1ℓ溜めてしまうと、体重変化は±ゼロとなります。

そのため、上記のことを理解しないでダイエットを行うと、脂肪を落とす良いダイエット法なのに、ご本人は体重の数字が落ちないと不満になり、ダイエットで挫折してしまうこともあります。

高温期はダイエットで脂肪を落としても、プロゲステロンの働きで身体の水分が増え体重が落ちない時期であると理解すれば、体重変化が無くても、思ったほど体重が減らなくても、安心してダイエットを続けられます。

余談:高温期はコンタクトレンズがつけにくい?

ダイエットのお客様で、排卵後から生理が始まるまでコンタクトレンズが装着しにくいという方がいらっしゃいました。詳しく計測するとこの方はダイエットのご相談時、排卵後の高温期に身体の水分が2~3リットル増え、体重が2~3kg増えることがわかりました。

もちろんため込む水分量には個人差がありますが、こちらの方は肥満の影響でプロゲステロンが過剰に分泌されていました。そのため、この代謝のよい高温期を有効に使ってダイエットを行い、結果として予定より2ヶ月も早く目標体重となりました。

また、最終的には体重減とともにプロゲステロンの分泌も正常になり、排卵後のコンタクトレンズが装着しにくいということは無くなりました。

それなりでも体重が落ちる時期

低温期はそれなりのダイエットでも簡単に体重が落ちる時期です。

これは生理周期でいうと、エストロゲンが優位な低温期というのが関係しています。低温期はエストロゲンが優位になるため、水分を溜めるプロゲステロンの作用は少なくなり、排卵後身体に溜めた水分を排泄する時期だからです。

そして摂取カロリーと消費カロリーのバランスが【摂取カロリー>消費カロリー】の太る状況であっても、低温期は高温期に溜めた水分排泄時期なので、身体に溜めた水分排泄量が体重増より多ければ体重は落ちていきます。

また、【摂取カロリー=消費カロリー】の体重が維持される状況でも低温期は高温期に溜めた水分を排泄する時期なので、摂取カロリーと消費カロリーの差が無くても体重は落ちていきます。

低温期からダイエットを始めた方は、

  • 摂取エネルギー>消費エネルギー:太る
  • 摂取エネルギー=消費エネルギー:体重維持

といったバランスでも溜めた水分の排泄時期なので、体重はそれなりに落ちていきます。

頑張って体重が落ちない時期に起きていること

それでは逆に、低温期の水分排泄時期にダイエットを始めた方が、水分保持の高温期に入ったときにどうなるか検証してみましょう。

【摂取エネルギー>消費エネルギー】の太る場合

水分保持と太るエネルギーバランスなので一気に体重増。これでもしダイエットを意識している場合、きっとダイエットが嫌になるでしょう。(ただし、そもそもこのバランスではダイエットにはなりませんので論外です)

【摂取エネルギー=消費エネルギー】体重維持の場合

ダイエットを一番挫折しやすい状態かもしれません。エネルギーバランスが±ゼロなので、水分保持分だけ体重が増えます。

水分量の分だけ体重が増える

ダイエットを始めた2週間は体重が落ちたのに、同じことを実行しても今週はなぜ体重が増えたのか深く悩んでしまう方も多い状態です。結果、「このダイエット法は私に向いてない」と言って、また違うダイエット法をトライする方もいらっしゃるでしょう。

低温期は体重に過剰反応しないことが大切

低温期は努力にかかわらず、水分排泄でそれなりの頑張りでも体重が落ちる時期です。そのため努力と体重減が必ずしも一致しませんので、努力を過剰に評価しないことがダイエットの継続につながります。

逆に高温期では水分を溜め込むことが起きているので、それを把握しておくことが大切です。

生理周期に関わらず、ダイエットを継続させるポイント

女性がダイエットを継続する中では、生理周期とその影響による体重変化を理解したうえで、ダイエット生活を送ることが大切です。

「たまたま痩せやすい時期だった」「今は太りやすい時期だからこれは許容」というようなイメージで、体重の変化に一喜一憂せずにダイエットを評価することが、ダイエットを成功させる大きな要素です。

生理周期と体重変化に関するまとめ

体重が落ちない時期の種明かし

体重が落ちない時期はプロゲステロンの働きで、身体に水分を溜める時期なので落ちにくい

それなりにでも体重が落ちる時期の種明かし

生理開始ともにプロゲステロンの分泌量が減り、身体は溜めた水分を排泄するので体重が落ちやすい

数字で検証!生理周期で変わる体重の変化

ここではより具体的に、生理周期で体重や消費カロリーがどうなるか、数字で具体的に検証していきます。

高温期と低温期どちらが脂肪が落ちやすいか

高温期、体温0.5度上昇で代謝が約8%増は具体的にどうなるか、見ていきましょう。

低温期の代謝2000kcalのAさんは高温期、代謝は8%増えますので、2000×(1+0.08)=2160kcalまで増えるということになります。ここでAさんが1日1400kcalの食事でダイエットを始めた時、低温期と高温期の脂肪燃焼の差を比較します。

【低温期:代謝2000kcalで食事1400kcal】の場合

2000-1400=600kcalとなり、毎日600kcalのダイエットが出来ています。

【高温期:代謝2160kcal 食事1400kcal】の場合

2160-1400=760kcalとなり、毎日760kcalのダイエットとなります。

高温期は同じ食事量でも体温が上がり代謝がよくなった分、ダイエット効果は上がります。

それでは低温期と高温期ではどのくらいの脂肪燃焼の差が有るのでしょうか。脂肪は1kg≒9000kcalとなりますので、下記のようになります。

【低温期14日間】の場合

低温期のダイエット:600kcal×14日=8400kcal

低温期14日間で8400kcalのダイエットができました。脂肪1kg≒9000kcalとなるので、8400kcal÷9000kcal/kg≒0.93kgの脂肪が燃焼されたことになります。

【高温期14日間】の場合

高温期のダイエット760kcal×14日=10640kcal

高温期14日間で10640kcalのダイエットになりました。脂肪1kg≒9000kcalとなるので、10640kcal÷9000kcal/kg≒1.18kgの脂肪が燃焼されたことになります。

低温期と比較して高温期は脂肪で1.18kg-0.93kg=0.25kg=250gと、同じダイエットであっても250gも多く脂肪を燃焼できます。

よって、

(高温期の脂肪燃焼1.18kg-低温期の脂肪燃焼0.93kg)÷低温期の脂肪燃焼0.93kg×100=18%

このダイエット法では高温期は低温期と比較して18%効率が良いことが分かります。ただし、これまで述べたように、高温期は脂肪が燃焼していても水分が増加する傾向にありますので、脂肪燃焼は上記の結果であっても、体重は変化しないこともあります。

生理周期と体重の関係を理解する

大切なのはそれらをきちんと理解し、今自分がどういう状況なのか、客観的に把握することです。

まとめ

  • 生理周期中には【体重が増えやすい時期】と【体重が減りやすい時期】がある
  • 生理周期中には脂肪が燃焼しやすい時期がある

体重の増減で一喜一憂するのではなく、生理周期中には体重は減りにくいが脂肪は燃焼しやすい時期がありますので、それをきちんと把握したうえで効率よくダイエットをしましょう。

目の前の数字は変化しなくていなくても、結果的に効率よくダイエット出来ているというケースは意外と多いものです。

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